うつぶせブロガー 儚く消える言霊
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桜始まりの季節
溜めた生命が一斉に芽吹く
凛とした空気が終わり
和やかな風が吹く
周りの風景がぼやけてしまうほど
太陽の陽が優しくて
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炭の紅い色
見た事のない大地の中の色
決して触れることの出来ない
暗くも輝く綺麗な赤
私は寝転んだ
草の匂いがする絨毯に
空は木の葉で切れていて
陽の光が隙間を縫うように
差し込んでいた
赤い紅い赤い
気がつくとそこは道路の真ん中で
けたたましいサイレンだけの音が聞こえてきた
悪いことをしてるような
世界に入り込めるような
周りを気にしなくてもいい空間
ひとひらの光の筋
すぅっと堕ちていく
波打つ光の波紋
どこまでも一方通行で
何本にも分かれているこの道を
音もなく進む
どこまでも一方通行で
何本にも分かれているこの道は
音もなく進む
