本能とは違う本能

最近想うんだよく想うんだ
常日頃分からないこと知らないこと
次々に解明されてゆく日々
忘れ去られた事件の結末
周りには絶対にない事柄
身近にある物の在り方

そのどれもが”分かった事”になるのは
気分が晴れる気持ちになるのは
よく分かる
でもそうなると生きるってとこで
目に映るものの全てが薄っぺらく生きる実感が沸かなくなってくる

知恵の実を食べたアダムが開けたパンドラの箱、中には数多の災厄と一つの希望
知恵の実もその箱の中に入っていたんじゃないか
知恵がなければ知りたい欲望も無かったんじゃと

でも知恵が無ければこの今抱いている感情も記憶も全て無くなってしまうことになる
喜怒哀楽、人としての生き方さえ出来なくなる

そう考え答えの出ない問いを繰り返している


※パンドラの箱について・・・正確にはパンドラが神々から受け取った絶対開けてはいけない物のことだそうですな、アダムが開けたというものはどこにも記述は無かったのでここにｗ
わしの想像上のものなので正確ではないとｗ

無題

長く生きるのなら他にも術があるだろう

そんなに目立たなくても

人目につかずに朽ちていく生き方もあっただろう

その生き方に決めたのなら

それが聖域なら

誰もそれを変えられない

変えてはいけない

無題

どんなに着飾っても

どんなに気を遣っても

幻滅するよりいいんじゃない

もしも長く現世を永く長く共に歩んでゆくのなら

そのままで

”自分”を失わないように

それでも傍にいたいと想うのなら

本質

つたない気持ち

言葉の羅列

どこの日々もそれの繰り返し

とりとめもなく増え続ける感情

雫

月の雫落ちる先は

深い闇　大海原　馬駆ける草原

雫の落ちた先に咲いた一輪の華

星の瞬きほどの刻の間に咲いた

形亡き朧月